本プロジェクトは、有沢製作所の研究開発拠点として計画されたイノベーションセンターです。インターオフィスは家具計画を中心に、空間全体のコンセプトに基づいた環境づくりを担当しました。
研究・開発という専門性の高い機能に加え、部門や領域を越えた共創を促進する場として構想された本施設は、多様なアクティビティが連続し、偶発的な出会いや対話が自然に生まれる環境として計画されています。単なる執務空間にとどまらず、人の動きと滞在が重なり合うことで、新たな交流や発想を誘発する空間を目指しました。
1階にはワークショップスペースを配置し、「動きながら考える」「腰を据えて議論する」といった異なる活動様式に対応した設えとしています。スタンディングでのクイックな打ち合わせから落ち着いた議論まで、幅広い使い方を受け止める空間です。
2階には、性格の異なる複数のエリアを配置し、活動内容や目的に応じた多様な居場所を設けています。プレゼンテーションや展示、カフェ利用などに対応する「PUBLIC SPACE」は、施設内外をゆるやかにつなぐ開かれた空間として機能します。オフィスエリアには、集中作業に適した「FOCUS WORK」、交流や共創を促す「COMMUNAL WORK」、心身をリフレッシュする「RELAX WORK」を配置し、それぞれが明確な役割を持ちながらも連続する構成としています。
また、2階を貫くメイン動線「STREET」は、単なる通路ではなく、人の移動と滞在が重なり合う交流の軸として計画しました。日常の中で多様なコミュニケーションや活動が生まれる空間とし、段差や造作家具を活用することでワークスペースとの緩やかな関係性を形成しています。人の気配や動きが自然につながることで、フロア全体に一体感を生み出しています。
3階には多様な集中ブースを設け、個人作業や少人数でのコミュニケーション、リフレッシュなど、さまざまなニーズに対応する環境を整えました。用途や気分に応じて居場所を選べることが、思考を深め、新たな発想を生み出すきっかけとなります。
フロア全体を通して、活動内容や利用シーンに応じて働く場所や過ごし方を選択できる計画とし、多様な研究開発プロセスを支える環境を実現しています。
- Project Member
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建築設計 小堀哲夫建築設計事務所
家具設計・施工 インターオフィス
- Partners
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撮影 楠瀬友将
- Spec
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新潟県上越市












