某企業の新社屋兼倉庫の新築プロジェクトにおいて、インターオフィスは新たに建設された社屋内のエントランス、オフィス、社内カフェテリアのインテリアデザインと製品家具の納品を担当しました。
新潟県三条市に新築されたこの物流拠点兼オフィスでは、倉庫ならではの大きな建築ボリュームを活かしつつ、オフィス空間にもその伸びやかな天井を取り込むことで、明るく開放的な環境を実現しています。柔らかな光が室内に差し込み、広がりのある空間は、働く人々に心地よさと集中のしやすさをもたらしています。
木材と左官の素材が織りなすインテリアは、機能性だけでなく、素朴さと温もりを感じさせる表情が特徴です。効率性が求められる物流施設に、人の手の跡を感じる質感を重ねることで、働く人々が自然に集まり、安らぎと活力を得られる空間を目指しました。
また、窓の外に広がる雪景色も、空間の一部としてデザインに取り入れています。白く静かな冬の光が左官壁の表情をやさしく浮かび上がらせ、木の温もりとともに、日々の仕事の時間に穏やかさと季節の気配を添えています。倉庫の力強さとオフィスの開放感、そして雪景色が調和するこの空間は、静けさと躍動感が共存し、日常の仕事を豊かに彩る場となっています。
- Project Member
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設計・PM インターオフィス
- Partners
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撮影 Masaaki Inoue
- Spec
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新潟県三条市



