ライオン株式会社の新社屋統合移転プロジェクト。
インターオフィスはブルックと一緒に特殊フロアの設計を担当しました。
東京エリアに分散していた4つのオフィスを1拠点に集約し、社員が行きたくなるようなオフィスをテーマにプロジェクトがスタート。
特殊フロア
1F:エントランス・ロビー LIONの良さを社外に伝えるフロア
2F:社外会議 社外との協働を進めるフロア
4F:イノベーションフロア 社内外で協力して創造するフロア
11F:多機能フロア 社員が自身のワーク・ライフをより良くするフロア
12F:カフェテリア 自分のテンポで多様な人材が気分よく過ごすフロア
コンセプトは「日常のちょっと先へ」
日常と仕事の距離感、ONとOFFではない選択肢、働く場所は日常の延長にある場所と考えました。
1F:日常の延長として違和感無く続く道にあるエントランス
自然と繋がる動線、柔らかな印象の造形、温もりを感じる木質。
来訪者が気兼ねなく入りやすい空気感、大きな窓面から伺える居心地の良さを大切にしました。
2F:1Fから続く構成、木質、左官など自然の手触り感を感じられる会議室フロア
木々に囲まれ、外の光を感じることのできるエントランスラウンジスペース。
動線が交差する部分には壁をRにすることによって自然と奥へ進みやすくなり、柔らかい空間としています。
4F:日常の先にある非日常感を感じるイノベーションフロア
1.2Fとのコントラストを出すように、グレイッシュで無機質なトーンとしています。
ユーザーが自ら動かすことのできる、ポリカーボネートの間仕切りを用いることで、フレキシブルでアクティブなスペースを作ることができます。
11F:ワーカーがリラックスしたり、交流できる多機能なフロア
カンファレンス、ライブラリー、フィットネス、トレーニング、シャワールーム等、社員が使える色々な設備があります。
社員が仕事とは違うマインドになれるように、木と白を基調にしながら、ベージュ、ブラウン、グレーの色をミックスしていくことで居心地の良い空間としました。
12F:多様な人材がそれぞれの時間を過ごすことができるカフェテリア
本格的な厨房設備も有した、食の面から社員の健康をサポートできる場所。
屋外との境界にあたる大きな窓面にCIのカラーを取り入れることで、様々な要素のあるカフェテリアを景色と共に繋げていくようなアプローチをしています。
家具に関しても機能面を考慮しつつ、木製の手触り感を大切にし、日常使っていく中で時間とともに変化していく当たり前を感じられるようにしました。
- Project Member
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設計 インターオフィス+ブルック(特殊フロア)、イトーキ(執務フロア)
実施設計 日本郵政
PM 明豊ファシリティワークス
- Partners
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撮影 見学友宙
- Spec
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東京都台東区