



金属織物のリーディングメーカーである株式会社アサダメッシュグループ本社がアフターコロナに伴い、本社から一部部署の移転及びオフィス環境の改善、ショールームの設置を目的としたプロジェクト。
自社開発された「デザインメッシュ」という特殊なステンレススチールメッシュは、絹のように柔らかい質感のものから硬く頑丈なものまで多種にわたって展開されています。
ショールームでは、そのうちの3種類のデザインメッシュを壁面意匠に採用し、照明を利用した様々な見え方や素材の可能性を体感できる空間としました。
金属の素材感を重視した洗練されたショールームとは一変し、併設されたオフィスは木の風合いを基調とした柔らかい雰囲気とし、居心地の良さを追求している。この対極を成す空間を創造することでデザインメッシュの存在感が強調され、人々に強い印象を残すように設計しました。
フリーアドレスが採用されたオフィスでは、その時々の気分によって席を選べるよう、多様な家具を設えている。ショールームとオフィスの間に応接室を配置することで、動線が明瞭でかつ合理的なレイアウトを実現しました。
その応接室と会議室を構成する間仕切りには、調光ガラスを採用することで、通常時は見通しがよく開放感のある部屋が、来客時はガラスを不透明に切り替えることができ、プライバシーが確保された状態で使用することができます。
各エリアの個性を明確に表現することで、それぞれの世界観による相乗効果が生まれ、帰属意識と快適性をもたらしています。





- Project Member
-
設計 インターオフィス
- Partners
-
撮影 山田圭司郎
- Spec
-
大阪